Rドロップスがテレビで紹介

2008年12月25日

おしゃれな「Rドロップス」若者に大好評!
2月4日(月)、日本テレビ系列『ご存じですか、くらしナビ最前線』で紹介

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びん再使用ネットワークが、大学生や市民団体と一緒に開発した、おしゃれなリターナブルびん「Rドロップス」が、首都圏の3大学生協でテスト販売され、好評を博しました。軽くて携帯しやすいことから、今後、ペットボトルに替わる容器として注目株です。(2008年12月)

「エコかっこいい」に大学生が反応

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「何、これ?“エコかっこいい”だって!」「小さくてかわいいね」。1月21日正午、午前中の授業を終えた学生で賑わう千葉大学生協ライフセンター(大学生協購買部)の一角に、人だかりができました。信州ぶどうジュースが入った軽量リターナブルびん「Rドロップス」のテスト販売。「エコかっこいい」というキャッチフレーズにお昼ごはんを求める学生が足を止めました。ジュースは1本150円。1日100本限定で販売しました。飲み終わった後はサービスカウンターにびんを返却すれば、びん代30円が戻る仕組みです。300mlの容量で飲みきりサイズ、重さは475gと、500mlのペットボトルよりも軽くて持ちやすいのが特徴です。  
Rドロップスのテスト販売を手がけるのは、千葉大学環境ISO学生委員会のメンバーたち。「びんはどこに返せばいいの?」「リターナブルびんってなんなの?」と質問攻めで、「みんながこんなに買ってくれるとは思わなかった」と、販売スタッフの一人はうれしい悲鳴を上げていました。「今、コレ流行っているんだよね」と、ついでに千葉大のロゴ入り携帯マイ箸を買う学生の姿も見受けられました。
Rドロップスのテスト販売は、「平成19年度経済産業省委託事業(地域省エネ型リユース促進事業)」の一環で、1月1517日に東京薬科大学、1月2123日には千葉大学と横浜市立大学の、合計3大学の生協で行われました。各大学300本ずつの販売でしたが、東京薬科大学では初日に180本売れてしまうほど盛況で、千葉大学と横浜市立大学でも3日間通してすべて2~3時間で売り切れたということです。
びんとともにアンケートを回収し、びんに充填する中身はどんなものがよいか、デポジット金額は幾らまでなら出すかなどの意見を集めて分析し、今後の活動に生かしていくそうです。

リターナブルびんのこと、友達に広げたい。

「容器製造から廃棄までのライフサイクルで考えると、20回使ったリターナブルびんのCO2排出量は、アルミ缶の約4分の1、ペットボトルの約3分の1なんです。これを知ってからは、ペットボトル飲料を買うのに抵抗がでちゃって」。こう話すのは、千葉大学環境ISO学生委員会の菊池翔太さん。生活クラブ生協連合会など全国の6生協で組織された「びん再使用ネットワーク」の要請で、軽くて持ち運びやすく、かつおしゃれなリターナブルびんの開発に携わり、これがきっかけでリユースやリサイクルについて深く勉強するようになりました。
実は、菊池さんはRドロップスの名付け親。しずくの形をしたスタイリッシュなデザインに親しみを覚え、「このリターナブルびんが“恵みのしずく”になって、多くの人にリユースが伝われば」と、発案したそうです。
同じく学生委員会の遠藤千鶴さんは、「Rドロップスの活動をするまでは、リターナブルびんの存在を知らなかったんです」と打ち明けます。大学生協やコンビニなどで飲み物を買おうとしても、リユースびんはほとんど使われておらず、ペットボトルやアルミ缶、紙パックしか選択肢がない状況を考えると、仕方のないことかもしれません。「でも、Rドロップスの活動を通して、飲み物を買うにしてもなるべくゴミが出ないようなものを選んだり、紙パックのリサイクルをするようになりました。まずは今回のテスト販売で、リターナブルびんについて周りの友達に伝えていきたい」と話しました。

大学祭などのイベントを通して普及をはかる

千葉大学の大学祭では、環境ISO学生委員会が中心となり、ゴミを10分別して回収する特設ゴミステーションを設置しているそうです。「今後は分別コーナーの横にRドロップスの回収コーナーをつくることも検討していきたい」、と菊池さん。大学祭などのイベントでRドロップスに取り組めば、より多くの学生にリターナブルびんを普及できるのではないか、と考えています。
今後、Rドロップスは実用化されるのでしょうか?びん再使用ネットワーク代表幹事の中村秀次(生活クラブ連合会)は、次のように話します。「Rドロップスに中身を充填したい、というメーカーは幾つか出てきているので、製品化することは実現可能です。ただし、びんが回収できなければ意味はありません。まずはイベント会場や大学生協など、確実に回収できるところで取り組みを始め、徐々にそれを広げていきます」。
菊池さんは、「Rドロップスがコンビニや大学生協に普通に並んでいて、いろんな種類の飲みものを選べる環境ができれば、自然とリユースの輪が広がっていくのではないか」と、展望を語ります。その第一歩のテスト販売に、確かな手応えを感じていたようでした。