びん再使用ネットワークの設立
びん再使用ネットワークは環境保全・資源循環型社会の構築を目指した生協団体のネットワークとして、1994年4月に設立されました。
加盟生協団体は、食品の安全性を追求しながら、生産・消費・廃棄までを配慮した共同購入を進め、環境保全のための活動を続けています。家庭から排出されるごみが増え続け、容積比で6割を占める容器包装ごみが大きな課題となる中で、ごみ問題解決を目指し「ガラスびん容器のリユース」を実現しました。
- ● 生協団体のびん容器の規格統一を追求し、複数の生産者で同じびん容器を使い回しています。
- ●「日本ガラスびん協会」のRマークを刻印した開放びんとして、一般市場にもリユースを呼びかけています。
加盟生協団体
現在4つの生協団体が、びん再使用ネットワークに加盟し、生協組合員の合計世帯数は、210万世帯になります。加盟する生協は、それぞれ商品の中身は異なりますが、共通の形をした「規格統一リユースびん」を使っています。規格統一びんにはRマークを刻印していますので、「Rびん」と呼んでいます。規格統一リユースびんを使うことで、リユースする際の選別や輸送の効率を飛躍的に高めています。
さらに、びんの重量を従来のリユースびんに比べ4割程も軽くした「超軽量リユースびん」を採用することで、さらに環境負荷低減を実現しています。4つの生協の合計で、およそ200アイテムの商品を、容量の異なる7種類の規格統一びんに詰めて共同購入しています。
加盟生協団体と主なリユースびん入り商品を紹介
リユースびん(20回使用)におけるCO2排出量は、スチール缶(3ピース)の約7分の1、PETボトルの約3分の1、という結果で、地球温暖化防止という点からも、最も環境負荷が少ないことがわかります。
缶ビールをやめてリユースびんに変えると、1本当たり(500ml)で、CO2を130g減らせます。