循環社会のキーワードが3R
「リサイクル」(再生利用)とは、使い終わったものを素材別に分けて、再び資源として活用して新しい製品に作り変えることです。
「リユース」(再使用)とは、使用済の製品を繰り返し使うことを意味します。フリーマーケットでの交換や、ガラスびん入りのビールや牛乳などがリユースの代表的な事例です。
「リデュース」(発生抑制)とは、製造段階でごみの量を減らす製品設計をすること、消費の段階では廃棄につながるような余分なものを買わない、超寿命製品を使う、といった工夫でごみの発生抑制をすることです。
2Rの大切さ
リデュース、リユース、リサイクルの頭文字の「R」をとって、3R(スリーアール)と呼びます。3Rは持続可能な社会のために大切なキーワードです。
3Rには、優先順位があります。優先順位の1位は「リデュース」です。次が「リユース」、最後に「リサイクル」です。
「まず、ごみを出さないようにする、使えるものは繰り返し使う、それでもごみになってしまったら原料に使う」。この3Rの環境配慮行動の意味をしっかり理解し、実践することが今後ますます大切になっています。
平成25年、政府は循環型社会形成推進基本計画を決定しましたが、取り組むべき課題の最初の項目に「2Rの取り組みがより進む社会経済システムの構築」があげられ、今の日本ではリデュース、リユースの推進がとても重要な課題であることが示されました。