リユースびんの豆知識

活動

「びんリユースでつながる!5生協合同学習交流会」開催報告

2025年12月15日、パルシステム連合会会議室にて、びん再使用ネットワーク*主催「びんリユースでつながる!5生協合同学習交流会」が開催されました。
会場参加者は総勢43名、オンライン申込者は約170名でした。

*びん再使用ネットワークは、環境保全や循環型社会の構築をめざした生協団体のネットワークとして、1994年に設立されました。会員は、パルシステム連合会、グリーンコープ連合会、生活クラブ連合会、東都生協、コープ自然派事業連合です。

東都生協 戸田さん

学習交流会の開始にあたり、東都生協組合員常任理事の戸田梓さんから挨拶がありました。
前半の学習会では、びんをリユースすることの大切さや必要性を学ぶとともに、後半のトークセッションでは、各生協の取組みが報告され、目的やアイディア、課題を共有しました。

エコアナウンサー櫻田彩子さんの講演

エコアナウンサー 櫻田さん

はじめの講演は、エコアナウンサーの櫻田彩子さんです。
「ガラスびんを選ぶわけ~私たちの暮らし方が持続可能な今と未来をつくる」と題して、気候危機には様々な問題や経済が関係しているという社会状況を踏まえた上で、Rびんを使用することの意味が伝えられました。
「Rびんの使用を選択したことは、私の考え方や生き方と合致し、リユースすることによって暮らしが豊かになっています」と話され、持続可能な未来につなげるために何を選択していくべきなのか、改めて考えなければいけない、ということが共有された時間になりました。

京都大学准教授矢野順也さんの講演

京都大学 矢野准教授

2人目の講演は、京都大学環境安全保険機構環境管理部門准教授の矢野順也さんです。「Rびんリユースの環境負荷削減への貢献」と題して、ガラスびんの回収や廃棄の実態、Rびんが与える環境負荷への影響についてお話されました。びんをリサイクルすることは、必ずしも環境負荷削減につながるわけではなく、化石燃料消費や大気汚染などの面ではかえって負荷をかけてしまうことがあるとのこと。その点、Rびんをリユースすることは間違いなく環境負荷削減につながるのだということを強く語られました。示された様々なデータからもその根拠がよく分かり、効果を上げるにはRびんの回収率を上げ、再使用回数を増やしていくことが大切なのだと、改めて実感する機会となりました。

5生協の取組み報告

パルシステム連合会 西内さん 新井さん
Rびんの釣りゲーム

最初の登壇はパルシステム連合会から西内良子さんと新井弘美さんです。パルシステムでは、資源削減のためリユース・リサイクルガイドの紙による配布を廃止してWEBサイトで公開したり、イベントの際にRびんの釣りゲームを行うことで子どもにも大人にもリユースに興味をもってもらうなどの取組みをしているとのことでした。

GC連合会 上川さん 並木さん 神保さん

続いて、グリーンコープ連合会から上川畑由美さん、並木純子さん、神保薫さんです。グリーンコープは「GREENエコノート」というアプリを開発しました。返却したびんやカタログの数を入力するとCO2削減量が自動計算され、グラフや森、動物の出現によって成果が見える化され、楽しみながらリユースに取り組んでもらっていると報告がありました。

生活クラブ連合会 加瀬さん

3組目には生活クラブ連合会から加瀬和美さんが登壇しました。生活クラブではRびんなどを回収する「グリーンシステム」という仕組みをつくり、環境負荷削減に取り組んでいます。「洗びん工場や生産者の元へ組合員が見学に行き、実際に現場を見て、多くの人の協力でリユースのシステムが成り立っているのだということを実感することが、回収率を上げることへつながっている」と語られました。

東都生協 坂上さん

4組目には東都生協の坂上直子さんが登壇しました。東都生協では環境保全と、障害がある方の働く場をつくるという2つの理念を掲げて1994年にリサイクル洗びんセンターを設立しました。回収したびんは洗びんセンターで洗浄し、繰り返し使用しています。10月からはリユース・リサイクルキャンペーンを実施し、クイズ形式を用いて資源回収への関心をもってもらう取組みを行いました。

コープ自然派 筆口さん

最後に登壇したのはコープ自然派事業連合から筆口智子さんです。コープ自然派では様々な紆余曲折を経て、2025年7月から「万能つゆ」のリユースびんへの切り替えがスタートしました。機関紙とのタイアップ記事を企画するなど、リユースへの取組みを周知していくことにも注力しながら、リユースできるびんのアイテム数をふやしていきたいと語られました。

トークセッション

イベントの最後には5生協代表者によるトークセッションが行われ、各生協の報告を聞いた感想や、もっと深堀したい点について意見交換が行われました。
リユースを浸透させるのに必要なこととして、何度も何度も繰り返し伝えること、キャンペーンのプレゼントなど付加価値をつけて関心をもってもらうこと、組合員が積極的に活動に関わって知恵を出し合うことなどなど、たくさんの意見が出されました。
また、組合員に伝えたいこととして、選択したことが社会を変えることにつながる、リユースに出すことがどんな結果につながっていくのか直接組合員に伝えていきたい、などの意見も出されていました。それぞれが抱える悩みや課題、Rびんリユースを社会全体に広めていきたいという目的を共有し、イベントは締めくくられました。
一人一人ができることを考え、その一つとしてRびんの利用を心掛けることが、社会を変えていく、小さいけれど大きな一歩につながるのだと実感されました。

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