リユースびんの豆知識

コラム

リデュースについて考えよう

環境に配慮し、循環型社会を目指すためには3R、とりわけリデュースの取り組みが重要なことはここまでに説明しました。
では実際にわたしたちがリデュースに取り組むにはどうしたら良いかをもう一度考えてみましょう。


そもそもリデュースとはごみを減らすことです。
人が排出するごみは、処理をするのに多くのエネルギーとコストが必要となり、資源を消費し環境負荷を生み出します。
またリユースやリサイクルできる製品でも、それ自体を作るのに同じようにエネルギーとコストがかかります。
そのため、環境を配慮した取り組みをするにはまずリデュースを考える必要があります。
ごみを絶対に出さない生活は正直、実現不可能と言えるでしょう。ですが今よりごみを減らすためにできることはたくさんあるはずです。


・ひとつは不必要なものを買わないことです。
例えば飲み物は家でマイボトルに入れてから出かける、と行った行為もリデュースになります。


・利便性のためのサービスを断ることも大事です。
スーパーやコンビニでお弁当を買った際に割り箸などのサービスを利用せず、マイ箸、カトラリーを使いましょう。


・選択肢があるならば、より環境に配慮した商品を買うことも良いでしょう。
過剰包装がされていないもの、バラ売りの商品を必要な分だけ買うなど、商品を手に取った際に少し考えてみましょう。


これらは何もわたしたちに手間がかかるだけではなく、メリットもあります。マイボトルを持ち歩けば、飲料の購入代を抑えられますし、ごみ箱を探さなくても済みます。マイ箸など自前のカトラリーならば自分の使い慣れた道具で安心して食事ができます。簡易包装の商品を購入すればごみの量も減りますし、必要な分だけバラ売りされた野菜を買えば、冷蔵庫で傷ませてしまうことも減るでしょう。


これだけのことでも、①エネルギーの産生を抑えられる②C O2の削減ができる
といった効果があります。


ワンウェイ(使い捨て)製品のメリットは、購入あたりのコストであったり、利便性などの付加価値を持つものがほとんどです。


わたしたちがこうしたワンウェイ製品を手にしたときには、これは必要なものか(リデュースできるか)、再使用可能か(リユースに置き換えられるか)、買う必要があるものは環境に配慮されたものか(リサイクルできるか、リサイクル原料を使っているか)、この3つを頭に思い浮かべてみましょう。


その先の未来に、持続可能な循環型社会が待っているのです。

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