リユースびんの豆知識

コラム

人の繋がりで地域を支えるグリーンコープ


グリーンコープ生活協同組合連合会(以下、グリーンコープ)では「組合員が主人公」を基本理念に、組合員主権で人と人がつながり支えあい、誰もが安心して暮らせる地域を目指しています。
食品では生産者・メーカーと共に築いてきた「産直」と「グリーンコープ商品生産・製造認証システム」のもとに、安心・安全なこだわりの商品を生み出しています。


グリーンコープの4R運動


4R運動とは、3R=リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)に、リフューズ(不要なものを断る)を加えた運動です。
資源を大切にすることを考え、ゴミを減らし、物を大切にして暮らすことは、自然環境を保全するばかりでなく、自分や人を大切にすることに繋がります。
グリーンコープでは脱プラスチックを推進し、また商品の容器・包材は出来るだけリユース・リサイクルできるものを使用して、暮らしのゴミを減らし、環境を守る4R運動に取り組んでいます。


プラスチック原料では、配達時に商品が入っている袋を回収し再生利用する袋to袋、食品トレーを回収し新しいトレーに作り変えるトレーtoトレーの取り組みを行なっています。
紙原料では、たまごが入っているモウルドパックを段ボールに作り変え、商品カタログやチラシも回収し、トイレットペーパーなどの再生原料にしています。
これらを再生使用した商品を利用しリサイクル運動を積極的に展開しています。
また、紙パックで販売していた牛乳も2003年からリユースびんに切り替え、現在ではグリーンコープの牛乳びんの回収率は99%にもなっています。


グリーンコープのRびんの返し方


グリーンコープのRびんは紙ラベル、もしくはプラスチックのシュリンクラベルがついています。シュリンクラベルは切り取り線から剥がし、紙ラベルはそのまま剥がさずに返却可能です。樹脂キャップは外して、最後にびんの中をきれいに洗って、通い箱で返却します。
グリーンコープ専用の牛乳びんの場合は、中の汚れが固まるのを防ぐために、洗ったら乾かさずにすぐキャップをして返却します。
※Rびんの返却方法は、グリーンコープHP内の「【保存版】グリーンコープ4Rガイド」を参照ください。
※参考URL:https://www.greencoop.or.jp/environment/
※回収ルールは生協毎に異なります。


びん再使用ネットワークについて


びん再使用ネットワークは環境保全・資源循環型社会の構築を目指す生協団体のネットワークで、グリーンコープは、びん再使用ネットワークの仲間とともに、リユース・リサイクルに取り組んでいます。
びん再使用ネットワークでは加盟生協団体のびん容器の規格統一を進め、複数の生産者で同じびん容器を共有しています。
この規格統一びんには必ずRマークが刻印してあり、ひと目で判断が可能です。
規格を統一することで、回収、選別、輸送、洗浄工程の作業効率を飛躍的に向上しています。
さらに従来のリユースびんに比べて4割ほど軽くした超軽量Rびんも登場し、より環境負荷の低いリユース活動に取り組んでいます。
超軽量Rびんはガラスの外側表面にコピー用紙1枚分程度の薄い樹脂コーティングを施すことで、それが保護膜として働き、繰り返し使っても強度を維持することが可能になります。


また軽いびんにすることで、使用するガラス原料も少なく、また輸送エネルギーも抑えることができます。
グリーンコープではこの超軽量Rびんを牛乳びんに採用し、さらに専用の洗浄工場を作ることで、より効率的なリユースサイクルに取り組んでいます。
リユースびんはみんなで使う共有財産です。
再生されたものを利用するまでがリサイクルであるように、使用したびんを再び利用するまでがリユースです。
返却したRびんが、いつかまた自分の手に戻ってくることを願って、いつでも丁寧に扱い、使い終わったら確実にリユースの輪に戻してあげましょう。
Rびんをきっかけに、物を大切にして自分や人も大切する、そんな素敵な暮らし方が広まっていくと良いですね。
参考U R L:https://binnet.org/r_bin/

一覧へ戻る

カテゴリー

タグ一覧